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有線電信機器

有線電信機器

  • モールス信号送受信機 大倉商事(1921)

    モールス信号送受信機 大倉商事(1921)
    単信回線の端局あるいは中間局用に電信の送受信機器を1つにまとめ配線したもので、取り扱いやすくなり、また所要面積も縮小された。台上には、甲種単流電鍵、印字機、電流計、入出力端子があり、相互の配線は台の下部にある。このほかに、甲種継電器が付加されていることが多い。また、印字機が音響器のものもある。
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  • 電信用テープ印字機 日本通信産業(1950)

    電信用テープ印字機 日本通信産業(1950)
    電気信号の形で受信したモールス符号を現字紙(テープ)上に長点と短点の列として書く電信受信機。テープは手巻きのゼンマイによって繰り出され、同時に符号の電流を電磁石に与えて印字用のローラーをテープに押し付けて電流の流れた時間に応じた長さの線を書く。動作電流は30mA、受信速度は1分間200字以下である。
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  • 電信用音響器

    電信用音響器
    電気信号の形で受信したモールス符号を金属のぶつかる音として出力する電信受信機。受信した信号電流を電磁石に与え、マークになり吸引された鉄片に取り付けられた竿が下にある金属にぶつかる音とスペースになり戻って上にある金属にぶつかる(異なる)音の間隔によって受信者は長点と短点を区別する。動作電流は60-80mA。
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  • 甲種継電器

    甲種継電器
    有線電信において信号の送受信、中継などに用いられる電信用有極リレー。2組の制御用の電磁石の巻き線を持ち、その入力電流の合計が正か負であるかによって、端子Tを端子SとMのいずれかに接続する。巻き線の抵抗は100オーム、2本の巻き線を直列にしたときの最小感度は0.3mA、10-15mAでの動作時間は1-3msである。
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  • 甲種鑽孔器 大北部型 沖電気株式会社(1923)

    甲種鑽孔器 大北部型 沖電気株式会社(1923)
    自動高速電信機用の2単位テープに手作業でモールス符号を鑽孔する器具。鑽孔器上には長点、短点、間隔に対応する3個のボタンがあり、このボタンの1つを手にもった”杵”で叩くと、それぞれにたいする2単位符号がテープ上に鑽孔される。鍵盤鑽孔機が現れてからは次第に使われなくなった。ほかに、エリオット型の鑽孔器もある。
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  • 甲種鍵盤鑽孔機:英文 日東製作所(1941)

    甲種鍵盤鑽孔機:英文 日東製作所(1941)
    鍵盤上の文字に対応するモールス符号を自動高速電信用の2単位テープに鑽孔する機械。長点と短点はそれぞれ2個あるいは1個の2単位符号で表される。鍵盤上には41個のキーと1個のスペース用キーがタイプライター式に配列されていて、キーを押すと英文字1字のモールス符号と次にくる間隔にたいする穴の列を一度に鑽孔する。
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  • モールス信号 自動送信機(大北部型) 東京沖電気(1923)

    モールス信号 自動送信機(大北部型) 東京沖電気(1923)
    高速通信用2単位テープに鑽孔したモールス符号を機械的に電気信号に変えて出力する機械。動力は21.5kgの錘によるもので、得られた出力が無線送信機を作動させ、高速の送信ができる。符号を送る速度は錘の下がる速度で決まる。そのごモーターによって動く自動送信機が現れると次第に姿を消していった。
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  • 三号自動送信機(大北部型) 用賀精工(1954)

    三号自動送信機(大北部型) 用賀精工(1954)
    高速通信用2単位テープに鑽孔したモールス符号を機械的に電気信号に変えて出力する機械。モーターによって駆動され、得られた出力が無線送信機を作動させ、1分に200字を超える速さの送信ができる。変換の機構は大北部型であるが、この他に、エリオット型、クラインシュミット型、クリード型がある。
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  • モールス信号増幅器 FUJISEIKO Co. LTD

    モールス信号増幅器 FUJISEIKO Co. LTD
    受信機から出力されたモールス信号を、現波機が動作できるレベルまで電力的に増幅する装 置です。受信機の信号は直流のON-OFF信号の場合とトーン・キーイングの場合があり、 後者の場合は一定のレベルで検波の後、直流増幅して現波機に接続します。受信出力がFS 信号の場合には低周波フィルターによりマーク・スペースを弁別し現波機を作動させること が出来ます。毎分欧文200字程度の速度で記録可能と思われます。
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  • 現波機 SU-2型 東電気製作所(1943)

    現波機 SU-2型 東電気製作所(1943)
    高速度で送られてきたモールス符号電気信号の波形を幅12mmのテープ上に記録する機械。現波機はもともとは海底電信に使われる現波通信の受信機として作られたものであるが、SU-2は毎秒200文字を超える高速の有線通信に使うための改良型であり、海外電報の中央局の受信席などに設置されていた。
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  • タイプライターアヅマタイプ(英文) 黒澤通信工業

    タイプライターアヅマタイプ(英文) 黒澤通信工業
    英文字用のタイプライターの活字部分をカナに置き換えて90度傾けたカナ文字用タイプライター。用紙を横にねかせて縦書きをする。この機種は前面にモールス符号が記録された現字紙をはさむ枠が付加されているので、高速通信で送られた電報の電文を印字するのに使われたと思われる。
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  • 受信テープ牽引機 東電機製作所(1942)

    受信テープ牽引機 東電機製作所(1942)
    現波機から出てくる紙テープを引っ張る機械。引っ張る速さは、毎秒1mから4m、3mから10m、4mから20m、の3段階から選ぶことができ、テープ上に記録された信号波形を判読しやすい速さに調節する。牽引機から出てきたテープは巻き取り機を使って扱いやすい形に巻かれ、電信用タイプライターのオペレーターに渡される。
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  • 印刷電信送信機 TD TELETYPE

    印刷電信送信機 TD TELETYPE
    5単位テープによる調歩式印刷電信に使われる送信機。印刷電信はモールス符号でなく文字を直接表す符号による通信であり、5単位のデータは英文字26個などを表すことができる。TDは、あらかじめ鍵盤鑽孔機で作られたテープをかけると、受信機と同期して回転する電動機によって駆動される分配器によって、5ビットのデータを1ビットずつの列に変換して出力する。TDはテープ中継をしない局の送信用である。
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  • 印字受信鑽孔機 CX-2型 TRP 新興製作所(1962)

    印字受信鑽孔機 CX-2型 TRP 新興製作所(1962)
    5単位テープによる調歩式印刷電信に使われる受信機。印刷電信はモールス符号でなく文字を直接表す符号による通信であり、5単位のデータは英文字26個などを表すことができる。TRPは1ビットずつ送られてくるデータを5ビットにまとめ、テープ上に鑽孔すると同時に対応する文字をテープ上に印字する。印字に使われる文字の選択機構と印刷機構はかなり複雑になる。TRPはテープ中継鑽孔受信用に使われる。
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  • テレプリンター KPP-1/07 新興製作所

    テレプリンター KPP-1/07 新興製作所
    5単位テープによる調歩式印刷電信に使われる受信機。ページ式印刷電信受信機に、テープ鑽孔器、送信テープ鑽孔と打ち合わせに切換使用できる鍵盤を付加したもの。KPPは 1ビットずつ送られてくるデータを5ビットにまとめ、テープ上に鑽孔すると同時に対応する文字をページプリンター上に印字する。無線ならびに中央局の各種の有線座席に使われた。
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